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不安の正体は"自己否定"
私は今、これまで9年間私自身の生活を支えてくれていた大きな収入源である「IT」「資産運用」の領域から離れ、このサイトで、心の悩みを解決することを仕事にしようと決断をしました。
そのために契約していた家も解約し、母と同居することを決断しました。
しかしここに至るまでに、大きな不安と対峙することになりましたし、また決断にも長い時間を要しました。
さらに、今もまだまだ自分自身の生活リズムを思うように確立できていません。
今回は、「不安の正体は自己否定」というテーマで、なかなか決断できない時、決断しても上手く前に進めない時の対処法を紹介したいと思います。
お金への不安に埋め尽くされていた時の本からの救い
私は先日YouTubeを見ていた時に、「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」という本と出会いました。
ここでは、
幸せに成功したければ、
・自分らしい人生を生きることに集中しなさい
・お金のことは忘れなさい
— 本田健氏『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(だいわ文庫、2006年)
といったことが記されていました。
この本に書かれている内容は、私の中で非常にしっくりくるものでした。
私がこれまで読んできたお金の本は、
・1日14時間がむしゃらに働きなさい
・お金を増やすために○○を始めなさい
・お金が増えないのはあなたの心が弱いからだ
など、根性論や知識ものが多かったのですが、どうしても
いつも心が置いてけぼりになる感じがありました。
それをやればお金が増えるのはわかる。
けど、それをやり続けたいと思えない。
お金なんて働きさえすれば入ってくるのはわかってる、でもそれをやりたくないんだ。
私が知りたいのは、「たくさんお金を稼ぐ方法」じゃなくて、
「無理なく心地よく楽しく生活に必要なお金を得る方法」なんだと、
怒りにも似た感情が沸々と湧き上がっていました。
そんな時に、この本(ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣)に出会い、すべての言葉がスッと私の心に入ってきて、とても心地よかったのを今でも覚えています。
これからは、
お金のことは忘れて
自分らしい人生を生きることに集中しよう
そう考えた時、今の私は
自分らしく とはかけ離れていることに気づきました。
なぜ自分らしく生きられていないんだろう?
どこがどれくらい自分らしくないのか、と言われたら、上手く説明はできなかったのですが、
その時の私は、とても自分らしく生きられていると思えませんでした。
"自分らしく生きられていない"というのを、私の中ではこのように定義づけました。
・自分の中で「無理をしているな」と感じる時
・お金のことが忘れられない時
・行動の基準や目的が「お金のため」になっている時
思い返してみると、この本(ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣)に出会った時の私は、1日の大半が上のいずれかに当てはまっていて、1日の大半を自分らしくない状態で過ごしていたのです。
収入源のほぼすべてを失った直後なので仕方のないことだと思っています。
ですが、私がこの時苦しかったのは、「収入がなく不安だから」だけでなく「自分らしくいられていないから」だったのです。
今までの収入源に頼れないという事実は変えられないので
心が苦しい生活から抜け出すには、
自分らしく生きるしかないと思いました。
ですが、ここまで気づいても、3秒後には「お金を稼ぐにはどうしたらいいか」を考えていました。
「自分らしいやり方でお金を得る方法」でもなく、頭の中は、来月の支払いのことでいっぱいになっていました。
「なぜ今私はこんなにも自分らしく生きられていないんだろう?」という視点で、自分自身と徹底的に向き合うことにしました。
不安の正体は"自己否定"
「なぜ今私はこんなにも自分らしく生きられていないんだろう?」という視点で自分自身と徹底的に向き合った時、私の頭の中では以下のような言葉が飛び交っていることに気づきました。
・何かをやるなら、生活費を賄えるものじゃないと意味がない
・でもそんなお金手に入るはずがない
・(IT業界の求人に応募した結果として)お前を雇ってくれる会社なんてないんだよ
・お前は今のままじゃ絶対に3ヶ月後の生活費を用意できない
・このままじゃ破産して、今の家の家賃も支払えなくなって、絶望的な人生を送るようになる
私はこれまでずっと
お金に対する不安 を取り上げてきましたが、なぜ未来のことなどわからないのにこんなに不安になるかというと、私の頭の中でずっと否定的な言葉が流れていたからだということに気づきました。
つまり、
自分らしく生きられていない私 が出来上がったのは、このような時系列です。
自分の頭の中で、自分のパーソナリティに対する否定的な意見、未来に対する否定的な憶測が流れている
↓
大きな不安に晒される
↓
「現状を変えなければ」と、とにかく頑張り始める
※現状に満足していたとしても未来に対する否定的な声に打ちのめされているとこうなってしまう
↓
「やりたい」よりも「お金のために」「やらなければいけない」で動くようになる
↓
自分のポジティブな意思とは反対に不安を原動力に動くようになり、無理を続けるようになる
↓
自分らしさが削られていく
つまり、不安を感じて苦しくなっている時、自分らしくいられていない時は、
自分の頭の中の否定的な声と対話をしていく必要があるということです。
自己否定・自分の頭の中の否定的な声と向き合う
私はまず、前回の
どんな相手にも正直に話す という記事から得た
自分自身、自分の潜在意識に対してとにかく正直に接する。
「自分の潜在意識相手にこんなことを言っちゃいけない」と思う必要はない。
という気づきを元に、自分の頭の中で流れている言葉に対して、
自分に対する厳しい言い方をやめてほしい、
自分の未来を勝手に決めつけて否定するような意見を言うのをやめてほしいとはっきりと伝えました。
そうすることで、私の頭の中が、ただ厳しい言い方をするのではなく
悩みや問題に対して必要なことだけを伝えよう・受け取ろうという意識に少しずつ変わっていきました。
このように意識改革が起こった結果、
「お前を雇ってくれる会社なんてない」という意見は、「会社で働くのは今までもやってみてわかったと思うけどめちゃくちゃ我慢を強いられるからやめといた方がいいよ」というアドバイスで、
「お前は今のままじゃ絶対に3ヶ月後の生活費を用意できない」という意見は、「これからやろうとしていることは毎月固定給が入るわけじゃない、稼げるかどうかもわからないようなところは大変そうだからやめておきなよ」というアドバイスだったとわかりました。
つまり、私の脳は、私のことを「守ろう」として厳しく言ってくれていたのです。
ただ、私のことを思って言ってくれているものの、結局何もかもを否定する羽目になってしまい、私自身行き場がなくなってしまったのです。
結局「失敗しない働き方」を考えると正解がなく
自分らしく生きるをモットーに、
後悔しない働き方を探していくしかないのです。
私は、自分の脳が自分自身を守ろうとしてくれていたことに感謝をしつつ、
でももうそのような引き止め方をしてもらう必要はない、自分らしく生きられていると感じる生き方をしようと決めました。
その結果として
このサイトの運営に専念すること、
そのために、流動的な収入でも暮らせるように、しばらくは母と同居をし家賃を下げ支出を抑えることを決断できました。
また、この決断をしたことで、
これまで母と同居するという選択を避けていたのは、「固定収入のない人間が誰かと同居をしても迷惑をかけるだけ」「今の家の家賃を払えるように必死に死ぬまで働け」「それが無理なら破産しろ」という否定的な意見が私の頭にあり、それによって自分らしい決断が長い間できていなかったのだと気づきました。
自分らしく生きられないこと、大きな不安に苛まれること、
それらは自分の脳内の否定的な声が原因であったと気づいたこと。
そしてその否定的な声と上手く対話をして心の苦しさが落ち着いたことで、私本来の明るさを取り戻せたと思います。
まとめ:今回の学びから得た今後の対処法
今回のまとめです。
一度上の内容をお読みいただいてしっくりきた方は、2回目以降はこの章だけをおさらいしていくだけで問題ありません。
上で話した知識や事例を頭の中に入れ、下のまとめを日常的に復習する。
そうすることで、今あなた自身が抱えている悩みに自分自身で対処できるようになりますし、
今後新たに悩みが出てきた時に自分自身で冷静に対処することができます。
このサイトでは、
悩みや問題に対して呼吸をするのと同じように楽に当たり前に対処できるをコンセプトに、
1人でも多くの方がこの状態になれるように今後もコンテンツを増やしていきます。
今回の学びから得た今後の対処法
①
「今の自分は、自分らしくいられているだろうか?」を毎日確認する。
②
不安を感じて苦しくなっている時、自分らしくいられていない時は
自己否定をしていると気づき、自分の頭の中の否定的な声と対話をしていく。
③
自分の頭の中で、自分のパーソナリティに対する否定的な意見、未来に対する否定的な憶測が流れている時は、
・否定的な声を発している意図を聞く
・守ろうとしてくれている場合は、守ろうとしてくれていることに「ありがとう」と伝えて感謝をする
・その否定的な声が自分らしさを奪っていると感じる時は、はっきりと「もうやめてほしい」と伝える
④
結局「失敗しない働き方」を考えると答えは出てこない。
自分らしく生きるをモットーに、
後悔しない働き方を探していくしかない。