前回の という投稿では
私たちが
・不安を感じている時、
・苦しくなるほど無理をしてしまう時、
・自分らしく生きられない時
というのは、その裏で自己否定をしているから、頭の中で否定的な声がずっと流れているからだとわかりました。
今回は、「そもそもなぜそのような”自己叱責”をするのか?」「なぜ自分に対する厳しい意識を向けるのだろうか?」ということがわかったので、その内容をシェアしていきます。
私の過去:自分に厳しい意識を向けていることに気づいていなかった時期
私は、大学生の時は週6授業があるにも関わらずその授業終わりバイト先がまだ営業している日はすべてバイトをし
社会人になってからは週5フルタイムで働きながら土日は副業でプログラミング講師をしたり
個人事業主になってからは5つの案件を並行して請け負ったりと
とにかく隙間さえあればお金を得る方法ばかりを考え実行していました。
そんな生活に疲れた後も
とにかく資金はすべて資産運用に回すなど
体を酷使するのはやめても、とにかく何がなんでも稼がなきゃという意識でいました。
実家には頼らず、むしろ実家に月6万円以上の仕送りをしていました。
大学などにかかった学費はすべて親に返済しています。
これまで累計約6年間、親からも誰からも支援を受けずに1人暮らしをしてきました。
しかし、そんな考えや生活も長くは続かず
以前は、稼がなきゃと自分の資金を元本保証のないFXに回していましたが
今年に入ってから急に、お金がどんどん減っていくことに耐えられなくなり
資産運用だけで生計を立てるのをやめて、自分の事業を1から始めよう
そのために支出を減らして自分に下手にプレッシャーをかけないようにするために実家に帰ろうと決断しました。
ところが、「今契約している物件を解約して実家に帰ろう」と決断した数日後、私の中で強い拒絶感が生まれました。
ですが、今の物件は退去手続きをしてしまったし、他の物件を契約するにはお金がかかるし、正直今の状況で「実家に帰らない」という決断はしにくいです。
そこで、「なぜ親との同居が急に嫌になったのか」を分析することにしました。
潜在意識と対話する
「なぜ親との同居が急に嫌になったのか」という理由は、今の私にはまだわかりません。
つまりそれは、私の潜在意識(認識できていない意識)に眠っているということです。
「私はなぜ○○なのだろうか?」という、自分で認識できていないこと、潜在意識に眠っていることは
潜在意識に語りかけたり、潜在意識に質問をしたり、自分の思いをノートに書き出したり、深掘りをしていくことで見えてきます。
私が知りたいことは、私の胸のあたりだったり、お腹だったりに答えがあります。
なので、そのあたりに意識を向けながら、話しかけていきます。
声に出してもいいですが、声に出さなくても大丈夫です。
目は開けてもいいですし、閉じた方が集中できる場合は目を閉じて行いましょう。
ペンを使ってノートに書き出してもいいですし、スマホやPCを使って情報を整理しても構いません。
とにかく大事なのは、私自身が今認識できていないことでも、その答えは自分の中にあるということ。
自分に話しかけて、答えを導き出していくことです。
私は、時折目を閉じながら、「なぜ私は今実家で母と同居することに対して強い拒絶感を示しているのだろうか?」ということを自分自身に問い続けました。
すると、自分の心の奥、潜在意識に眠いっていた感情が出てきました。
「実家で母と暮らしている間、ただでさえ実家にいない時も仕送りしてたのに、事あるごとに(親に負担かかってるかなって思うと)自ら負担額どんどん増やしていくじゃん。母と全然平等じゃないし、実家にいるほど負担が増えてしんどい」
「文句言われるのが嫌なのはわからなくもないけど、何でもかんでも先回りして、でも相手に伝わってないし、自分の負担どんどん増やしてるだけだよね」
「”嫌われたくない”を、いつも金で解決しようとするよね」
こんなことを言われて、ハッとしました。
つまり私は、親に不満があるわけではなく、親の前では、特に親と一緒に暮らしている時に、すごく無理をしてしまうのです。
今の自分は親に文句言われない自分でいられているか?何をすれば親に文句言われないか?何をすれば親を困らせないか?
そんなことばかり考えて、先回り先回りで対策を打って、最終的に「あれ、なんか私ってすごく不利じゃない…?」「私ってすごい苦しい状況になってない…?」となって、結局、親は何も悪いことをしていないのに「実家にいると苦しい」と勘違いしてしまうのです。
「実家に帰りたくない」という意識から気づいた「親にとって私は重荷だ」という勘違い
ではなぜ、私は親の前でここまで無理をしてしまうのでしょうか?
これもまた、私が認識できていないこと、私の潜在意識(認識できていない意識)に眠っていることなので
潜在意識に語りかけたり、潜在意識に質問をしたり、自分の思いをノートに書き出したり、深掘りをしていきます。
胸のあたりだったり、お腹だったり、そのあたりに意識を向けながら、話しかけていきます。
声に出してもいいですが、声に出さなくても大丈夫です。
目は開けてもいいですし、閉じた方が集中できる場合は目を閉じて行いましょう。
ペンを使ってノートに書き出してもいいですし、スマホやPCを使って情報を整理しても構いません。
時折目を閉じながら、「なぜ私は母と一緒に暮らしていると、先回り先回りして文句を言われないようにお金で解決しようとしてしまうのだろうか?」を自分自身に問い続けます。
すると、学生時代の私の描写が思い浮かびました。
私の両親は幼少期から仲が悪く、ほとんど会話をしませんでした。
両親は私が中学2年の時に別居、その後父は私の学費・養育費をほとんど払わず、母が私のことを女手ひとつで育ててくれました。
そんな中、両親が別居してからすぐの私が中学3年の時、母が怪我をし一度目の入院・手術をします。
そこから通院しながらの通勤になり、なかなか思い通りの働きができず、女手ひとつで私を育てなければならないにも関わらず会社を解雇されてしまいました。
それまで毎日「仕事行きたくない」と言っていた母が、今度はお金や生活への不安を吐露するようになりました。
そしてその後も別の怪我を繰り返し、私が大学を卒業するまでの7~8年の間、ずっと2年に1回の頻度で入退院を繰り返していました。
そんな母を見て、私は出来る限り母が入院する病院にお見舞いに行ったり、着替えを持って行ったりして母に尽くしていましたが
実際当時の私は、「結局学生の私じゃ働けないしお金稼げないし母の一番の不安をどうすることもできない、私は無力だ」と思い込んでいたようだったのです。
私は、当時の私がこんな風に思っていたなんて、今の今までまったく気づきませんでした。
私がこれまでお金がある限り実家に帰ろうとしなかったのは、「私は母にとって重荷だ」という勘違いをしていたからだったのです。
そして、「お金さえあれば不安はなくなる(はずだ)し私は社会人になったらなんとしてでも人よりお金を稼いで無力じゃない人間になるんだ」という誤った観念も身につけてしまいました。
だから、これまでずっととにかく無理をしてでもお金を稼ぐことを考え、しかし一生懸命働いただけではお金に対する不安を拭うことができず、結果疲れ果ててしまって今に至るということです。
無理して一生懸命働いて得たお金は、その無理は長くは続かない・この収入は一時的なものだとわかっているから、結局働いてお金を得ても不安を拭えないのです。
頑張ってお金を得て広い家に住んでも、結局「お金に対する不安がない」という本当に欲しかったものは得られなかった。
無理をして働いても意味がないと気づいて、私は空虚感に襲われました。
しかし、
実家で母と同居するのが嫌だ(実家で母と同居しようとすると自分が嫌だと思う環境を自分で作ってしまう)のも、
母の前で自分に不利な条件を提示したり、文句を言われる前にお金で解決しようとしてしまうのも、
無理をしてでもお金を稼ぐことを考えて結果として心がボロボロになっていまうのも、
お金さえあればすべての問題は解決するのにと思い込んでしまうのも、
すべては過去の出来事から「私は無力だ」と自分自身に言い聞かせていたからだったのです。
「実家に帰って母と同居する」という決断をしなかったら、このような自分の誤った観念にも気づくことはできませんでした。
「実家に帰って母と同居する」という決断をして、そこから逃げられない環境を作って、潜在意識と対話をしたことで、自分の中で眠っていた意識や感情に気づくことができました。
この「自分は無力だ」「お金を稼いで問題を解決しなければ」という観念は、よくよく考えると、母との前だけでなく頻繁に感じていたような気がします。
実際には潜在意識として私の心の奥底で眠っていたのであまり認識はできていませんでしたが、お金を稼げているうちはOK、お金が稼げていない時はNGと自分を厳しくジャッジし、常に自分の心の中が焦りと空虚感でいっぱいになっていました。
そして、自分に対してこんなに厳しくジャッジしてしまうのは、親が苦しむ姿を見た時に親の力になれなかったと思った悔しさから来ていたのです。
今回の悩みとその解決策のまとめ

今回のまとめです。
一度上の内容をお読みいただいてしっくりきた方は、2回目以降はこの章だけをおさらいしていくだけで問題ありません。
悩み▶▶▶
・自分に対して厳しくジャッジしてしまい、「こうでなければいけない」とばかり思ってしまって苦しい
・今まで一生懸命働いてきたのに、やる気を出せなくなってしまった
・親と一緒にいるのが苦しい
解決策▶▶▶
①
自分に対して厳しくジャッジしてしまう時、過去に経験した悲しみがきっかけとなっているケースが多々あります。
その理由を認識できていないのなら、潜在意識(認識できていない意識)に眠っているということです。
潜在意識に語りかけたり、潜在意識に質問をしたり、自分の思いをノートに書き出したり、深掘りをしていきましょう。
胸のあたりだったり、お腹だったり、そのあたりに意識を向けながら、話しかけていきます。
声に出してもいいですが、声に出さなくても大丈夫です。
目は開けてもいいですし、閉じた方が集中できる場合は目を閉じて行いましょう。
ペンを使ってノートに書き出してもいいですし、スマホやPCを使って情報を整理しても構いません。
②
これまで無理をしてでも働いてきた、頑張ってきたのは、「自分は無力だ」と思い込んでいたからなのかもしれません。
ですが、「自分は無力だ」と思い始めた時、あなたはまだ小さい子どもだったり、学生だったはずです。
「親の力になれない」と感じたことで、悲しさや悔しさも感じて「自分は無力だ」と思い込んでしまったのかもしれません。
でも、「自分は無力だ」という考え・観念は、身につけたくて身につけたわけではないでしょうし、そう思うことで今もあなたは苦しんでいると思います。
以下のことを自覚しましょう。
・「自分は無力だ」という自己否定のきっかけは悲しさや悔しさであるということ
・小さい頃に悲しさや悔しさを感じて苦しんでいたこと
・「自分は無力だ」と思い込むことで、今も苦しんでいること
考えや観念は、身につけようと意識して身につけたものではありません。
経験を通して、勝手にそう思い込んでしまうものです。
この考えや観念を自分にとってポジティブなものに書き換えるには、きっかけを自覚してあげましょう。
時間をかけて、勝手に書き換わってくれます。
③
親に対してネガティブな感情を感じたり、親と一緒にいるのが苦しいと感じる時
“親が悪いのではなく自分で自分の首を絞めるような対応をしてしまっている”という時がないか確認してみましょう。
もちろん、「親が悪い!」と感じている時に、「親は悪くない」と無理して自分の思考を書き換えるのはやめてください。
だた、”(自分が小さい時に)親の力になれなかった” と感じたことが原因で、親の前で無理をしてしまうこともあるはずです。
そんな自分に気づいたら、少しずつでいいので、親の前で無理をしたり遠慮をしたり気を遣うのを、少しずつ勇気を出してやめてみましょう。
少しずつ、少しずつ、自分を楽な状況に導いていきましょう。
日常的にご自身の悩みを解決する習慣をつけることで、今後新たに悩みが出てきた時に自分自身で冷静に対処することができます。
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